薬剤師の時給は「自分から」動かせる。受け身をやめて2500円を提示した話

時給の交渉について考える女性薬剤師のイラスト

長いこと、パート薬剤師として仕事をしています。

時給ってほぼ固定だと思っている。上がるかもしれないけれど、どうすると時給が上がるかって聞いたことがないなぁ。

時給は「上げてもらうもの」だと思っていました。
自分から「◯円ください」なんて考えたこともなかったのです。

でも、その常識がひっくり返るようなことがありました。
——自分から動いてみたら、上がったんです。

これは「時給の上げ方」を教える記事ではありません。
ただ、”受け身だった私”が”自分から動けた”までの実話です。

同じように「言い出せないな」と思っているあなたに、何かのきっかけになればうれしいです。

目次

気づけば、私の時給は下がっていた

給与明細を手に、時給について考える女性薬剤師のイラスト

7年間、パートをしていた薬局では順調に時給が上がっていました。
辞めた時には2300円でした。

次に選んだのは在宅メインの薬局で、4年間勤めて2100円で働きました。

その次の薬局は外来がメインで、時給は2000円スタートでした。
時給が上がるかまでの細かい話は実はしていなかったことを後悔しています。

直近の私の時給の移り変わりを見ると、下がっているんです。
提示された額で働くのが当たり前で、疑問にも思いませんでした。

自分の条件だとわがまま言えないしなぁ、って思うと時給の話までできないかも。それ以外の条件の話がメインになってしまうことが多い。

時給の話は一番大事な部分なのに、なぜか話し合いしにくいと感じてしまいますよね。

関連記事:【「待っていても時給は上がらない」と気づいた話】はこちら。

パートでも「上げてください」と言ったら、100円上がった

給与明細を前に、時給について上司に相談する女性薬剤師のイラスト

在宅メインの調剤薬局では、結構な仕事の量と裁量を担っていました。
仕事を通じて、エリアマネージャーとも親しくなりました。

契約当初よりも、仕事の内容が変わったので時給が上がりませんかと相談兼交渉をしてみました。

人事などに話を進めてもらい、+100円してもらえることに。
しかも”上がらない薬局”で異例の待遇を勝ち取ることができました。

タイミングが良かったのかもしれませんが、自分の頑張りをアピールできるチャンスを逃さなかったとも言えそうです。

副業を始めて知った、「時給って自分で決めるんだ」

自宅のパソコンで副業や求人を調べる女性薬剤師のイラスト

そんな中、副業として日曜だけスポット勤務を始めることにしました。
理由はシンプルで、収入を少し増やしたかったから。

実は以前、日曜だけ入っていた個人薬局で、時給2700円をもらっていた経験があります。

同じ薬剤師の仕事なのに、こんなに違うんだって驚きました。

雇われているときは、時給は「上げてもらうもの」。
でも副業(業務委託)になると、時給は「自分で決めて、自分から出すもの」に変わります。

スポットで、自分から2500円を出してみた

パソコンで求人の時給や条件を確認する女性薬剤師のイラスト

スポットを始めるとき、こう考えました。
「どうせやるなら、派遣くらいの時給はほしい」。

向こうの提示は、時給2000〜2500円。
正直、2500円は無理だろうと思っていました。

どうせなら強気で。ダメでも、今の仕事を頑張ればいい。

そう思えたので、メールに「2500円希望」と書いて送りました。
返ってきたのは、大げさな「了承します」でも、値切りでもなく——
何事もなかったように、当たり前に話が進んだんです。そして今も、その額で働いています。

ちなみに面接は、ZOOMとメールだけ。
お試しで1回だけ調剤を体験して、そのまま契約でした。
昔ながらの対面面接しか知らなかったので、この形式には少し面食らいました。

関連記事:【スポットでよその薬局に入って見えたリアル】はこちら。

身構えていたのは、自分だけだった

書類を手に前を向く女性薬剤師のイラスト

自分から価格を出すのって、すごく勇気がいると思っていました。
でも、出してみたら、あっさり通った。

「図々しいと思われるかも」って、つい考えちゃう。

その心配は、全部わたしの頭の中だけの話でした。

受け身だった私が、雇われて交渉して、業務委託で自分で値段をつける。
気づけば、少しずつ変われていました。

そして、強気を出せたのは「ダメでも戻れる本業がある」から。

選択肢が一つしかないと、人は強気になれないんですよね。

まとめ|時給は「自分から」動かせる

光の差す扉の前で新しい一歩を踏み出そうとする女性薬剤師のイラスト

自分の時給が高いのか安いのか。
それは、外を見ないと一生わかりません。

応募じゃなくていい。「よそはいくらなんだろう」と“見るだけ”眺めるだけで、自分の値段が見えてきます。

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