みなし残業にモヤモヤする薬剤師へ。「損か得か」の前に見てほしいこと

みなし残業は損か得か、時計とお金を前に考える薬剤師のイラスト

「みなし残業」って言葉、なんだかモヤモヤしませんか?

頑張って残業しても、決まった額しか出ない。
逆に、定時で帰った日も同じ額。

これって、結局どういうことなんだろう?

私も長くモヤモヤしてきた側です。
でも、いろんな薬局を見てきて、あることに気づきました。

同じ「みなし残業」でも、会社によって”中身”が全然違うんです!

だから今日は、「みなし残業=損」と決めつける前に、
一度その”中身”を一緒に見てみましょう。

関連記事:【“他の薬局ではどうなの?”とモヤモヤしていた頃の話】はこちら。

目次

そもそも、みなし残業って”損”なの?

時計とお金を前に、みなし残業が損か得か迷う薬剤師のイラスト

みなし残業は、
会社が「これくらいの残業は起こる前提で、あらかじめ給料に含めておきますね」という契約。

ここで面白いのが、給料の仕組みによって、働く人の”動機”が真逆になること。

時給制 … 残業すればするほど収入が増える → 「なんとなく残業」しがち
みなし残業 … 早く終わらせても給料は同じ=もらい得 → 「頑張って時間内に終わらせよう」という動機が生まれる

そう、みなし残業込みの給料なら、定時で帰ることができればタイパ良し。
だから効率よく働ける人にとっては、むしろ”得”になり得るんです。
「みなし残業=損」とは、一概に言えない。

時間があるとつい残業しちゃう人、要注意かも。それ、見直すと減らせるやつです。

時給とみなし、両方やって分かった”差”

時給制とみなし残業を左右で見比べる薬剤師のイラスト

パートを長くやってきた私にとって、時給はとても明快でした。
患者さんの対応で15分延びれば、その15分はちゃんと給料になる
働いた分がそのまま返ってくる。

でも正社員になると感覚が変わりました。
月給が決まっていて、15分くらいのずれ込みは「まあ、あることだよね」という通常の範囲。
ただ、あまりに混んで「今日は残業発生したな。」という日が続いたりする。
そして、残業代がつく日もある。

そして会社によって、この「残業代」の扱いは本当にまちまちでした。

・契約時間を超えたら残業にしてくれるところ
・残業を申請すれば認めて支払ってくれるところ
・そして「みなし残業」を採用しているところ

どれが一番お得なんだろうって考えちゃう!?

どれが優れているというものではなくて、その職場の残業の発生具合と自分の考えを擦り合わせて消化できるかどうかがポイントです。

関連記事:【パートの時給は、待っても上がらなかった話】はこちら。

“いい仕組み”でも、金額を見ないと決められない

求人票を虫眼鏡で確かめる薬剤師のイラスト

みなし残業を導入しているある薬局のオーナーの考え方には、
「なるほど、素晴らしいな」と思ったことがあります。

効率よく働いて定時で帰る
――うまくいけば会社にとっても働く人にとってもウィンウィンになる考え方。

ただ、正直に言うと――その薬局の正社員の”給料の額”を、私は知りません。
だから、その考え方に本当に納得できるかは、実はまだわからない。

具体的に何時間分がみなし残業になるのか知らないと判断できません。

みなし残業があるなら、月給自体が高くないと納得できないような。

結局、「損かどうか」は比べないと分からない
でも、よその薬局の給料なんて見たことないし…
だから、”見るだけ”でいいんです。

求人票を、ちらっと眺める。
応募もしない。名前も出さない。

関連記事:【うちの薬局、これって普通?12項目チェックリスト】はこちら。

それだけで、今の職場の”普通”がわかります。

他の職場との違いを見てみる

目次